ことばの力

小さいころから私は自分の容姿に自信がなく、人の目をかなり気にする少年だったが、特に気になったものは、顔中に点在している数多くのそばかすだった。真夏の炎天下で一日中外を走り回ると、顔ばかりではなく、肩や背中にまで広がって、いつもよりも目立つようになってしまい、寝る前に鏡で自分の姿を見るとそばかすの多さに驚いて、自分の顔が恥ずかしくなってしまった。(80年も前に失踪した有名な女性パイロットアメリア・イアハートはそばかすが嫌いなあまり、水銀の入っているクリームを顔中に塗っていたらしい!!)ところが、小学校高学年のある日、転機が訪れた。どこで何をしていたのか、全く覚えていないけど、一つのことだけをはっきり覚えている。それは、自分よりも何歳か年上の憧れの「お姉さん」が私に言ってくれた「あなたのそばかすが格好いいわね。私はそばかすが大好き!」という言葉だった。その瞬間、心の中に大きな変化が起こり、ハンディと思っていたそばかすが一瞬にして自慢の題材に一変!言葉の力って本当に大きいものだ。さりげなく言った言葉、場合によって人を励まし、命を与え、また心のない言葉は希望を打ち消し、命を奪ってしまうことさえもある。聖書では「人はその口の結ぶ実によって腹を満たし、そのくちびるによる収穫に満たされる。死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べる」とある。

2012 年 6 月 20 日20. 6月 2012 by JonDugan
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